ふと 思い出したことがある
私が何かするたびに
追って何か言ってくる 母
たいてい
この人は何を言ってるんだ と
スルーする
今やってることを
見ているのに
言ってくるからだ
「◯◯食べんね」
(今食べてるけど)
「うん」
「◯◯したね？」
(今してるけど)
「うん」
「◯◯せんといかんよ」
(してます)
こうせんね ああせんね
(ああ それはもうしてるのよ その上で これ)
(それやったら こうなるんやけん やらんのよ)
(赤ちゃんやないんやけん)
、、、
「あのさあ 何で！？」
「やってるの 見てるよね！」
「何でわざわざ言うと？」
と 母にキレた
ひどいときは
無視した
↑
なんて未熟な私なんでしょう
今思えば、、、
やっと分かりました
「寂しかったのだ」
そのとき
老人性うつだったかもしれない
母の両親は数年前
2人とも立派に生き抜き
旅立っていった
頑張って育てた息子が
都会へ 巣立って行った
ほとんど 帰ってこない
寂しかったろう
私も子供が出来 ２人目ともなると
帰る回数は減った
寂しかったろう
誰にも言えず飲み込んだ気持ちが
あるんだろう
まわりでも 友だちが
義母のこと愚痴ってた
私もひどいめにあった
私もよ
と
職場の人もお姑さんのこと
同じ頃に 愚痴ってた
たいてい義母に対して
『私は 絶対に もう 会わない』
宣言をしていた
弟は
そうなっていないだけ ましだ
いや 来てないから なってるかも
彼女らが話す内容は
一般的には ひどい
確かにひどい
だけど それは たぶん
老人性うつ
お義母さんは 寂しかったのだ
誰からも相手にされず
そうなったのだ
人の事だと
聞いて
『ああ それは あれだな』
と分かるから
愚痴を
最後まで聞いた
自分のことになると
気付かないものなんだなあ
帰ったら 母を抱きしめてあげよう
子供のサッカーを見ていて
今まで 見えていなかったものが
チェーンでつながった
ありがとう
お年寄りの話は
聞ける余裕のある人は
聞いてあげよう
自分の心にスペースがある人が
聞いてあげよう
お嫁さんの気持ちも
聞いてあげよう
身を守るために 逃げることも
愚痴ることも
必要なことだ
娘さんは
親子の縁を大切に
お母さんを抱きしめてあげよう
まきっちFC⚽
